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合格体験記 私の司法試験合格法

小澤 雄輔
第70期司法修習生(予定)
 

2011年3月:山梨県立甲府第一高校英語科入学
2011年4月:明治大学法学部法律学科入学
2014年3月:同大学卒業(早期卒業) 
2014年4月:早稲田大学法科大学院既習者コース入学
2016年3月:同大学院修了
2016年9月:司法試験合格
(論文成績 460位  短答式成績1368位)

 

1 短答式の勉強方法

 私のロースクールでは定期テストで基本7科目の短答式試験を出されるのですが、私は油断していてあまり短答式を勉強せず臨んだせいか、下位10%程の成績を取り続けていました。いざ、司法試験を意識して大学院3年次の7月から短答式を取り組んだのですが、だらだら解いたせいか成績はあがらず、短答式では確実に足切りをくらうだろうというような状況でした。
 そこで、分野別となっている「辰巳短答過去問パーフェクト」を順々に解くのをやめ、司法試験の過去問を1科目1年分、本場と同様の時間内でとき、間違った肢、即決で選べなかった肢について、上記辰巳の書籍の解説をみるという勉強方法に変えました。これを何回もくりかえすことで、自分が苦手な分野(例えば、民法の担保物件、連帯保証の箇所、憲法の内閣)を把握することができ、そこを重点的に予備校が出している逐条テキスト、基本書に立ち返ることで苦手を潰していきました。その結果、司法試験1ヶ月前の直前期では、足切りの心配はとりあえずは要らない程度の点数をとるようになれました。
 
 

2 論文の勉強方法

・明治大学法制研究所の利用

 問題を解くことに慣れるという意味で、基礎研、上級研の答案添削制度は大いに役立ちました。最初の内は、教科書を読む、規範を覚えることに終始していたため、いざ事例問題に取り組んだときになにから書き始めたらいいのか、その事例の問題点は何なのかが分からなくなることが多々ありました。しかし、基礎研の答案添削制度で、定期的に答案作成を行うことで、どんなに稚拙な内容でもとりあえず書き、答案を書くことの抵抗感をなくすことができました。答案を書いてわからなかった部分の基本的知識は自分で確認する等して、法制研の弁護士の方々からは、答案の型をお教え頂き、基本的知識の重大な間違え指摘して頂きました。

・新司を解く自主ゼミ

 授業の予復習と同時並行で、5人の法科大学院の友人と自主ゼミを組んで既習1年目の5月から、新司法試験の過去問を解き、お互いの答案を添削しあうというものを始めました。この自主ゼミの目的は、日々の勉強のモチベーション維持と論文を書くことに慣れるというものでした。また、早期の段階から新司法試験の過去問を解き始めたのは、私が最低でも全ての年度の各科目を2周したいと考えたからです。
 しかし、民訴、刑訴、会社、行政法の下4科目は、まだまだ基礎知識が足りず、全く太刀打ちできなかったのと、答案を書いてこない人がいたり、添削・議論の時間が不毛に長くなってしまったりとで、段々と自主ゼミをやる意義を見失っていき、その自主ゼミは解散してしまいました。
 その後、メンバーを新規一転し、あらかじめ書いた答案をスキャンし、DropBoxで共有し、あらかじめコメントを入れるという方式を採用しました。この方法をとることで、じっくり他人の答案を読むことができ、疑問点はあらかじめ基本書等で調べることができるなど、議論の効率を良くすることができました。
 今や、司法試験の過去問は11年分あり、主要な論点も結構出揃っています。司法試験を解くのはインプットが済んでからと考えるのではなく、司法試験を題材にしてアウトプットをしながら、分からなかった箇所は基本書に立ち返る等すれば着実に実力をついていくと思います。私自身は、太刀打ちできなくても、早期から新司法試験に取り組んだことに間違いはなかったと考えており、司法試験受験までに計3回解くことができました。

 

3 その他合格に役立つと考えている方法

・ストップウォッチで勉強時間の管理

 まず、1月頃からストップウォッチを購入し、自分が1日に勉強している時間を図りました。こうすることで自分がいかに、勉強をしていないか思い知ることができます。こうすることで、自身を翌日はより勉強しなければいけないという気持ちにさせることができ、一定の勉強時間の確保に役立ちました。また、自分が何をするのにどのくらいかかるかも把握することができたので、1日、1週間の勉強スケジュール立てに役立ちました。

・1日1答練、1日1短答過去問の徹底(試験6ヶ月前の直前期)

 人はその日に何か新しいことにチャレンジすると、やる気がおきず、より疲れやすくなるものです。したがって、毎日に絶対こなすことを決めておいてそれを習慣化させれば、わざわざ何をするか考えて、勉強を初めるよりかは思考のコスパがよく、1日の勉強を初める取掛かりになると思います。
 短答が苦手だった私は、毎日短答を解く必要があると考え、わざわざ過去問1年度1科目を印刷して、本番と同じ時間制限内で解くということを毎日の勉強の1番最初に行っていました。そして誤った肢や、曖昧な知識だけで答えてしまった肢だけを、辰巳の短答過去問パーフェクトの解説を見るという方法を取っていました。
 論文についても、私は規範の暗記が苦手でしたので、とにかく書いて覚えるしか無いと考え、司法試験の過去問、学者の方が書いた問題集を題材として時間を図って毎日解いては復習することを繰り返していました。

以上
(H28.11.2執筆)