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合格体験記 私の司法試験合格法

齋藤 怜奈

平成23年3月 明治大学法学部法律学科       卒業
平成26年3月 早稲田大学法科大学院(既習コース) 卒業
平成27年   司法試験 合格

1 はじめに

 私は,2回目の司法試験で合格することができました。
 合格するまでに,ロースクールで留年したり,1回目の司法試験で短答落ちしたり,2回目の直前の模試でE判定を取ったりと,何度も心が折れかけましたが,なんとか自分を奮い立たせて頑張り,合格することができました。挫折しそうになっても最後まで頑張ることが大事だと思います。
  

2 大学時代

 私は,漠然と司法試験に興味がありましたが,入学当初から司法試験の勉強をしていたわけではなく,定期試験前に勉強する程度でした。
 しかし,大学3年頃,司法試験を目指す人が多いゼミに入り,弁護士の先生方のお話を聞いたり,法律について深く勉強するうちに,将来弁護士として,困っている人の役に立ちたいと思い,司法試験を目指すことにしました。
 私は,予備校に行く経済的余裕がなかったので,独学で,ゼミなども組まずに勉強しました。
 半年ほどしか勉強時間がなかったため,旧司法試験の過去問をベースにした問題集を中心に勉強していました。
 結果は,4つ受けて1つしか受かりませんでした。
  

3 ロースクール時代

 私は,勉強期間が短かったこともあり,既習で入学したものの,授業に全くついていけず,授業の予習復習を放棄して,市販の予備校本を中心に勉強していました。しかし,そのような勉強法では定期テストに太刀打ちできず,1年目で留年してしましました。
 そこで,授業の予習・復習をしっかりとし,最低限の基本書,判例などを読み込んだところ,成績は上がり,授業もよく理解できるようになり,無事卒業できました。
  

4 1回目の受験の短答不合格をうけて

 1回目の受験は,短答で10点ほど足りず,落ちてしまいました。
 短答対策を、過去問2年分くらいしか解かなかったこと原因であると思ったので,辰巳の短答過去問パーフェクトを解説まで読み込んで、何周も回しました。次の試験まで,基本的に毎日やっていました。また,条文判例本(辰巳)の出る!と書かれているところと、過去問・模試で間違えたところをチェックして、直前期に見直しました。憲法と民法は,条文の素読もしました。ただ,2回目の短答の成績は3000番代だったので,少しやることが足りなかったかもしれません。
 論文については,過去問の検討,予備校の答練、ロースクールの不合格者向けの授業を取って,対策しました。
  

5 勉強方法

 周りに流されて,勉強方法をコロコロ変えるのは,知識が定着しないので良くないと思いますが,多くの人が共通して言うことはやったほうが良いと思います。
 私は1回目の不合格をうけて,色々な人に話を聞いた結果,
 ・過去問検討
 ・答案の客観化
 ・まとめノート作成
 ・モチベーションの維持
 が大事であると思いました。
  

6 過去問の検討

 ほとんどの人がやるので,一番力をいれていました。特に出題趣旨、採点実感は読み込みました。答案を実際に書いたのは、3年分くらいで,残りは答案構成のみでした。教材は,辰巳が出しているぶんせき本を使っていました。ぶんせき本には,上位合格から,1000番代の答案まで,いくつか答案が乗っていましたが,私は1000番くらいの答案がとても役に立ちました。合格だけを考えるならば,そこまで高度な答案を書けなくても受かると感じたからです。上から下まで,様々な答案を見ることをお勧めします。私は,過去問と予備校の答練を問題集代わりにしていました。市販の問題集は、刑法、憲法、行政法、会社法を少しやった程度です。
  

7 答案の客観化

 答案を誰かに見てもらうことは大事だと思います。私は,予備校の答練を取り,解説を聞いて,添削してもらった答案を見直し,優秀答案を何度も読み,自分の答案と比較しました。また,合格者の方に,過去問の答案を添削してもらいました。
  

8 まとめノート作成

 媒体はなんでもいいと思いますが,私は辰巳の趣旨規範本をベースにして書き込んで,時間を短縮しました。書き込んだ内容は,授業で習ったこと,過去問や問題集を解いて,習得した知識などです。直前で見直すことができる量はそれほど多くないので,まとめノートはすごく役立ちました。また,自分で作ったオリジナルのまとめノートは,試験前にこれだけは完璧,と胸をはっていえるものであったので,自信と安心感にも繋がり良かったです。
 また,論文を書く際の注意点を,紙にまとめて,当日に頭に叩きこみました。例えば,構成は必ず何分以内に終わらせる,罪数処理を忘れない,論点ごとに書く分量を決める,などです。本番は焦ってミスをしがちなので,自分がいつもやりがちなミスをやらないように心がけました。
  

9 モチベーションの維持

 私は,家が遠く自宅で勉強していたので,モチベーションの維持が難しかったです。自主ゼミも組んでいなかったので,特に,浪人期間は,精神的に相当きつかったです。
 2週に1度,ロースクールに行って友達と話したりしましたが,それでも精神的にきつくなってしまい,2回目の司法試験直前の模試の3週間くらい前から全く勉強に手がつかなくなり,短答・論文共にE判定を取るというとんでもない結果となりました。(模試が終わった後は,気持ちを切り替えて勉強できました。)
2回目以降の受験は,できれば,友人とゼミを組んだりして,苦労を分かち合える友達と接触した方が良いと思います。
  

10 最後に

 司法試験は,精神的に折れないことが大事だと思います。
 思えば,1回目に落ちるまで,司法試験をすごいものだと思いすぎていました。
 確かに内容は難しいですが、半分点数が取れれば受かります。合格するのに必要な答案のレベルはそこまで高くないと思います。他の受験生が書けるような基本的なことを書ければ合格できると感じました。
1、2科目失敗しても受かります。私は,憲法でかなり痛いミスをして公法系が足切りぎりぎりだったけど、受かりました。自分ができなかったときは,周りもできていないと思って開き直ることが大事だと思います。
 最後まで諦めずに頑張ってください!

 
 
(参考)主に使用した教材

①憲法 
・憲法の急所(木村草太著)
・判例百選(短答で出てきた判例と、人権部分)
②民法
・新問題研究 要件事実 
・判例百選(半分くらいで挫折。特に重要な判例は読んだ)
③刑法
・刑法事例演習教材(有斐閣) 
・司法試験過去問LIVE解説講義本(前田雅英著)
④刑訴
・判例百選
・事例演習刑事訴訟法(古江頼隆著)
⑤民訴
・判例百選(解説も)
・基礎からわかる民事訴訟法(和田吉弘著)
・民事訴訟法(伊藤眞著)→重要部分だけ
⑥会社
・事例で考える会社法(答案がついているものだけ軽く見た) 
・判例百選
・条文読む(どこに何があるか把握・よく使う条文チェック)
⑦行政法
・行政法事案解析の作法(日本評論社)
・判例百選(重要そうな判例のみ)
・ケースブック行政法(弘文堂)
⑧労働法
・ケースブック労働法(弘文堂)
◎全科目に共通して使った教材
・短答過去問パーフェクト(辰巳法律研究所)
・ぶんせき本(辰巳法律研究所)
・趣旨規範ハンドブック(辰巳法律研究所)→授業等で学んだこと書き込んだもの 
・予備校(辰巳)の答練
・ロースクールの授業で習ったことの復習(一度やっているのでコスパが良い)
・模試の復習

以上

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