司法試験合格体験記 私の司法試験の学習法
國田 修平
1. 経歴、法曹志望の動機
(1)経歴
(2)法曹志望の動機
2. 短答式の勉強方法
私が短答式の学習で使用したのは、辰已法律研究所の『短答パーフェクト』のみです。私はやみくもに教材数を増やすよりも、1冊を繰り返し解くことで同じ間違いを絶対にしないことが大切だと思い、この1冊に絞りました。
実際に問題を解いてみると分かりますが、どの科目でも何回も出題されている設問があります。このような問題を本試験で間違えてしまうようでは話になりません。したがって、出題頻度の高い問題を間違えないようにするため、私は問題を解くごとにキーとなる条文や判例を常にチェックして学習をしていました。具体的に述べると、条文と判例が充実して掲載されている『判例六法』に、問題で出題された条文、例えば民法560条が問題を解く上で必要な条文であったのなら、560条に1度目の出題なら『-』、2回目は『「』というように、徐々に四角形を描くようにチェックをつけていきました。そうすると、短答パーフェクトを1周解き終わる頃には、どの条文や判例が頻出されているかを判例六法さえ見れば一目で分かるようになります。
このような学習法で、私は判例六法を情報一元化ツールとして利用し、本試験前もこれだけを確認すればよい状態になるようにしました。
3. 論文式での勉強法
(1)はじめに
(2)法制研究所の利用
(3)自主ゼミ
本試験の過去問は10年分以上あり、そうするとかなりの論点数が出題されていることになります。過去問を解くのはインプットが済んでからと考えるのではなく、先述したとおり、過去問を解いてアウトプットをしながら、分からなかった部分は基本書に立ち返る等すれば着実に実力をついていくと思います。
4. 最後に
短答式・論文式の学習をする上で共通して有益なことは、『判例百選』を読むことです。同書の解説には判例や学説の変遷などが記載されており、判例を内在的にも外在的にも理解する上で、とても役に立つと思います。また、そもそも判例百選掲載の判例の学習は本試験を解く上でもはや必須になっており、毎日読むことが大切だと思います。
勉強法は人それぞれだと思います。自分にあった学習法を確立して本試験の合格を目指してください。
以上