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合格体験記 私の予備試験合格法

T.N.

 

1.略歴

・2016年 明治大学入学
・2020年 明治大学卒業
      慶應義塾法科大学院入学
・2021年 司法試験予備試験合格 短答201点 147位
                 論文263,8点 177位
                 口述120点 216位

 

2.予備試験の動機

 司法試験を目指すうえで予備試験を目指しておくと受かりやすく、数年後に受ける司法試験よりも毎年行われる予備試験を受けた方がモチベーションの維持ができるから
 

3.予備試験短答式の勉強方法、司法試験の短答式との違い
・自分は、短答に2回落ち、3回目にようやく合格したもののギリギリ合格でした。そのため、なぜ短答の点数が伸び悩むのかについて考えたところただ過去問を解いてるだけで満足しているということに気づきました。そのため、過去問を1,2周して問われるところを把握した後は、択一六法や判例六法に一元化し、1,2か月前から、問われたところ問われそうなところをひたすら読み込むという勉強をしました。また、予備試験は7法あることから、過去問を解きなおす時間もないと思います。そのため、一元化教材を読み込むという方法はかなり役に立ちました。この方法は、1,2か月の間毎日インプットすることになりかなりしんどいですがそのおかげで201点というかなりの高得点をとることができました。
・基本的に予備試験の勉強方法と同じですが、司法試験は、3科目しかないことから、2,3か月前から短答の勉強を開始すればいいと思います。また、予備試験の短答のために一元化教材を作っておけば、司法試験前では、それを読み込んでおくだけで大丈夫なので多くの時間を論文に回せると思います。

 

4.予備試験論文式の勉強方法 司法試験論文式との違い
・予備試験の勉強としては、まず、基礎講座などで基本的知識を大まかに押さえたらすぐに、問題演習に入りましょう。そして、問題を解き終わったら、当該論点だけではなく周辺知識も基本書で抑えていくという作業の繰り返しです。その際には、予備試験の過去問と司法試験の過去問をやってください。特に司法試験の過去問は出題趣旨が詳しいので各論点の解き方を丁寧に教えてくれています。そのため、予備試験で司法試験の論点が聞かれた場合には(よくあります)カンニングしているように問題が解けると思います。
・司法試験の勉強は、予備試験以上に過去問が大事になります。そのため、過去問はすべてやりこみましょう(たまに、数年分だけやっていればいいとおっしゃる方がいますが、平成18年度の問題点が問われたりするので必ず全年度やりこむことをお勧めします。もちろん答案は書く必要はあまりないと思いますが)また、設問の指示によって、書くことが明確なので、設問の指示に従う訓練をしましょう。

 

5.口述試験の勉強方法
・民事実務、刑事実務の両方について、過去問をやりこみましょう。過去問に出ている質問については、すべて即答えられるようにしましょう。
・民事実務については、大島上巻を理解暗記しましょう。また執行保全については、辰巳のハンドブックに乗っている範囲で抑えればよいでしょう。そして、法曹倫理については過去問やハンドブックに乗っている範囲で抑え、条文を素読しましょう。
・刑事実務については、刑訴刑法の論証を読み込んで論点をこたえられるようにしましょう。また、主要な学説対立について答えられるように基本刑法を読んで対立を抑えましょう。手続放送倫理については、辰巳のハンドブックを使い抑えましょう。

 

6.その他基本書、参考書等合格に役に立つと考えている方法
・答練や模試を受けることは、大事ですが受けすぎないようにしましょう。まず、一番大切なのは司法試験の過去問でありその次に予備試験の過去問になります。そのため、これらが終わっていないにもかかわらず、答練を受けすぎるのは本末転倒です。過去問をやりつつ、明大法曹界の答練を受け、直前期に模試を受けるくらいでいいと思います。

以 上

 

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