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合格体験記 私の予備試験合格法

K.O.
明治大学法学部法律学科
2022年卒業

 

1 経歴、予備試験志望の動機

  2018年 明治大学法学部法律学科 入学
  2022年 明治大学法学部法律学科 卒業
  2022年 一橋大学法科大学院(既修)入学
  2022年 予備試験最終合格(短答513位、論文41位、口述87位)
 
 大学1年次に予備試験対策講座を受講し、早期に司法試験に合格することを目指して予備試験の受験を志望しました。
 

2 予備試験短答式の勉強方法、司法試験の短答式との違い

 辰巳法律研究所から出版されている『肢別本』を星マーク、予備試験の過去問、司法試験の過去問、旧司法試験の過去問、オリジナル問題の順で優先順位をつけて周回しました。問題の隣に正解した場合は○、不正解は×、正解したけど悩んだもの、理由づけが間違っていたものには△をつけて○が二つついた問題は飛ばしていきました。問題を解き解説を読む際にはめんどうくさくても条文を引くようにはしていました。
 司法試験との違いとして一般教養科目が挙げられますが、一般教養の対策は一切せずに法律科目だけで合格点が取れるように勉強していました。
 

3 予備試験論文式の勉強方法 司法試験論文式との違い

 問題演習としては、予備試験の過去問、予備試験に出題のない重要論点が出題された司法試験の過去問をメインに使っていました。やり方としては、一度全部起案し、2回目以降は書き方に不安のあるものは完全に起案し、その他は答案構成に留めるなどしていました。民事訴訟法に関しては、過去問の他にロジカル演習民事訴訟法を使っていました。
 論点レベルでの勉強は、主に辰巳法律研究所から出版されている趣旨規範ハンドブックを使っていました。趣旨規範ハンドブックには問題演習などを通じて気づいたこと、司法試験の採点実感に書かれていたことで自分に当てはまると思ったことを書き込んでいました。趣旨規範ハンドブックの使い方としては、重要論点がなぜ論点となるのか、理由づけは何か、規範は何か、当てはめはどうするかを考えながら読んでいました。
 司法試験との違いとしては、問題文の分量が予備試験の方が少なく、問題となる論点の数も少ないので論点レベルでの1つのミスのダメージが大きいことが挙げられます。なので、論点をただ暗記するのではなく、その論点が問題となる具体的場面まで押さえておくことが特に重要だと思います。
 

4 口述試験の勉強方法

 大島本上巻、基本刑法Ⅰ、Ⅱ、刑事実務基礎の定石を読んでいました。その他に、友達と過去問を使ってロールプレイングをしていました。模試も受けました。
 

5 その他基本書、参考書等

   全体:辰巳法律研究所『ぶんせき本』
   憲法:憲法ガール、憲法上の権利の作法、憲法論点教室
  行政法:基本行政法、行政法ガール、実戦演習行政法、基礎演習行政法
   民法:アガルート論証集
   商法:田中亘『会社法』、論文演習会社法上巻下巻
民事訴訟法:伊藤眞『民事訴訟法』、ロジカル演習民事訴訟法
   刑法:基本刑法ⅠⅡ
刑事訴訟法:基本刑事訴訟法論点理解編
  労働法:水町勇一郎『労働法』、アガルート『労働法総合講義』
実務基礎(民事):大島眞一『完全講義 民事裁判実務の基礎(上巻)』、大島眞一『完全講義法律実務基礎科目[民事]』
実務基礎(刑事):山本悠揮『刑事実務基礎の定石』

以 上

 

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