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合格体験記 私の司法試験合格法

D.H.

1 経歴・法曹志望の動機

 2017年 明治大学法学部 入学
 2021年 明治大学法学部 卒業
 2021年 一橋大学法科大学院(既修)入学
 2022年 司法試験予備試験合格
 2023年 一橋大学法科大学院(既修)修了
 2023年 司法試験合格(短答429位、論文459位、総合417位)
 
 大学1年の頃、法学部が主催した予備答練に参加した際、講師の先生が弁護士の魅力を語ってくださり、弁護士になりたいと考えました。
 

2 短答式の勉強法

 短答式については、予備試験での勉強経験があったので、最新版の過去問パーフェクトを買って本試験前の半年間で1周しました。勉強方法は予備試験同様、まず基本書(予備校本)を読む⇒該当箇所の過去問を解く⇒一元化教材(私の場合は判例六法でした)にまとめる⇒一元化教材を復習する、という感じでした。結果として、過去問自体を解いたのは1周でしたが、全体で144/175点をとることができました。予備試験等で短答式の勉強経験がない方は、上記のサイクルを点数が安定するまで繰り返すとよいと思います。短答式は、全体の配点が少なく軽視されがちですが、合格発表までの精神安定剤になるので、8割を目標に勉強するとよいと思いました。
 

3 論文式の勉強方法

 論文式については、論文問題集・演習書を繰り返しつつ、過去問を起案するという勉強方法をとっていました。問題集・演習書については、答案構成をし、解答や解説を読み、それを論証集に一元化する、という流れで勉強していました。過去問については、2時間で起案し、出題趣旨や採点実感、再現答案等を見ながら自分の答案を添削し、問題提起の仕方、あてはめの考慮要素、論点を論じる順番等を論証集に一元化していました。また、ロースクールのゼミ等で合格者の先生に定期的に答案を見てもらっていました。司法試験の過去問の起案は不要だという方もいらっしゃいますが、起案することによって、出題趣旨や採点実感を当事者意識をもって読むことができますので、個人的には、重要度の高い過去問は起案するとよいと思いました。また、現場思考問題の処理も過去問を起案することで身につくように思いました。
 

4 その他合格に役に立つと考えている方法

 司法試験の勉強は、範囲が膨大なため、一度勉強をサボってしまうと、すぐに知識が抜け落ちていってしまうように思います。忙しい日であっても、日々淡々と勉強することが司法試験合格には一番重要だと思いました。
 

5 使用した基本書、参考書

憲法:憲法Ⅱ人権(第2版)、憲法の地図、逐条テキスト
行政:基本行政法(第3版)、基礎演習行政法(第2版)
民法:呉基礎本、百選Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ
商法:紅白本(第3版)、百選、ロープラ商法(第4版)
民訴:リークエ(第3版)、百選
刑法:呉基礎本、基本刑法Ⅰ(第3版)・Ⅱ(第2版)
刑訴:リークエ(第2版)、事例で分かる伝聞法則
知財:特許法・著作権法(第2版)、特許法入門(第2版)、著作権法入門(第3版)、百選
その他:判例六法

以上

 

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