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合格体験記 私の司法試験合格法

H.K.

 

1 簡単な経歴、法曹志望の動機

 2019年 予備試験合格
 2020年 明治大学法学部卒業
 
 法律家を目指したきっかけは、両親が離婚したことから、強力な権限の下当事者間に介入して離婚問題を解決できる弁護士になりたかったからです。自分は伊藤塾の講座を期日通りに受けていましたが、大学一年生の12月からどんどん先に進んで講座を消費しました。なぜならやれども、やれども勉強内容を忘れるからです。そこで、期日通りやるよりも先に知識を入れることで覚えては忘れて、を繰り返し、知識を定着させた方がいいと考えました。

 

2 短答式の勉強方法

 問題を解かずただひたすら教科書を読んでいました。
問題に出てくるバラバラした知識を覚えるのではなくつながった知識として覚えた方が論文にも生きるからです。
この勉強方法は予備も本試も変わりませんでした。 

 

3 論文の勉強方法

 自分が確実に成長したと思えたのは優秀答案の写経です。ただしただ書き写すのではなく、優秀者の文字のサイズ(多く書くために文字が小さい方が多い)を真似たり、だいたい5枚ちょっと書いていたり優秀者の答案を書き写すのになん分かかるか測ってみてその時間から逆算して自分の答案構成の時間を決めていたりしました。また、優秀者の抽象論を暗記したり、当てはめをそのまま覚えていたり塾の答案を覚えながら優秀者の答案をずっと眺めていました。自分の持っている知識をどのように生かすかを研究していました

 

4 口述について

 伊藤塾の要件事実 民事実務のテキスト 民事訴訟法のシケタイ コンプリート論文答練民事刑事実務、刑法・刑事訴訟法(呉シリーズ)だけを回しました。論文発表後最初の一週間は、過去問を午前中に見て、午後に上記テキストの復習をしました。最後の一週間は過去問をメインにやりました。要件事実は最後の最後まで見ていました。予備に受かった先輩やチューターの人に何を勉強すればいいのか聞きまわりました。自分は他人との会話が苦でないので、すらすら言えるように知識の確認をしていました。

 

5 最後に

 司法試験は事実が多いのでどのようにその事実を拾うか答案例を中心に学びました。また各科目で意外に自分が知らなかったことが明確に分かるのでとても勉強になりました。分量については予備試験の時と同様に優秀答案を書き移したりどの程度事実を拾えばいいのか教えてくれるので助かりました。行政法の処分性や原告適格は、毎年のように出題されるにもかかわらず実際の処理の仕方が予備試験の時よりもはるかに難しいので苦労しました。また刑事訴訟法の伝聞や捜索差し押さえ許可状についても予備試験の時よりもはるかに難しかったです。
 

以上

 

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