明治大学法曹会 司法試験合格体験記
瀬下駿希
2022年 明治大学法学部法律学科 卒業
1 経歴・法曹志望の動機
2018年 明治大学法学部法律学科 入学
2022年 明治大学法学部法律学科 卒業
2022年 東京大学法科大学院 入学
2023年 司法試験(在学中受験)不合格
2024年 東京大学法科大学院 修了
2024年 司法試験合格
高校生の頃に長尾龍一『法哲学入門』を読み法学に興味を持ったことをきっかけに、法曹を志しました。
2 短答式の勉強方法
辰已法律研究所『短答過去問パーフェクト』を解きました。解いた後は解説を熟読し、適宜判例六法にメモしていました。また、辰已法律研究所の『肢別本アプリ』を購入し、移動時間などの隙間時間に解いていました。
学部時代に予備試験の短答式に合格していたこともあり、法科大学院進学後は短答式の学習を怠ってしまい、在学中受験で短答落ちになってしまいました。慢心せずに、愚直に過去問を繰り返し解きましょう。
3 論文式の勉強方法
自主ゼミで直近の過去問を解いていました。過去問を解く上で生じた疑問点については判例解説や法学教室・法学セミナーの連載論文を読むなどして解消しました。そのほか、全年度の過去問について問題文・出題趣旨・採点実感に目を通しました。
論文式については法的三段論法などの書き方が固まれば、あとは知識を入れるだけの作業になると考えます。そのため自主ゼミなどで周りの受験生と同じような書き方さえ身につけることができれば、それ以上答案を書く必要はないと思います。また、知識を入れる方法については、人それぞれ合う合わないがあるかと思いますが、法学教室・法学セミナーの連載を読むのが勉強になりました。
4 その他合格に役立つと考えている方法
商法など一部の科目については最近の裁判例を素材とする問題が出題される傾向にあるため、出題されそうな論点を探すという目的で「新・判例解説Watch」等の判例評釈を読みました。
また、当日の体調管理も重要です。特に睡眠時間は絶対に確保すること、食事や飲み物にも注意するべきです。
以上