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司法試験予備試験合格体験記 私の司法試験,予備試験合格法

山崎 龍介

1. 経歴

 2012年3月 明治大学付属明治高校 卒業
 2012年4月 明治大学法学部法律学科 入学
 2015年11月 司法試験予備試験 合格
 2016年3月 明治大学法学部法律学科 卒業
 2018年9月 司法試験 合格

 

2. 法曹志望の動機

 私が法曹を志望するようになった理由は、中学生のころ「それでもボクはやってない」という映画を観て冤罪をなくしたいと思ったことです。そのため、中学生・高校生の頃は、将来は裁判官になろうと考えていました。
 しかし、明治大学法学部に入学し、法律相談部に入部して法律相談活動を続けていくうちに、「本当に困っている人は、冤罪となった人だけでなく、一般社会にもたくさんいる」ということに気づき、そのような人たちの助けにもなりたいと思うようになったため、弁護士を志すようになりました。

 

3. 短答式の勉強方法

 短答式の勉強に関しては、予備試験、司法試験ともに過去問の肢別本をひたすら解いていました。
 特に、予備試験の短答対策としては、ただ漫然と過去問を解くだけではなく、その肢がなぜ正しいのか、なぜその肢が違うのかを説明できる程度にしっかり理解するようにしました。
 また、判例六法も併用し、間違えた肢に関する条文や判例をチェックすることもしていました。

 

4. 論文の勉強方法

 まず、予備試験の論文試験対策としては、ネット配信型の受験予備校の講座を利用して、苦手科目を中心としたインプットをしていました。
 予備試験の場合、短答式試験から論文式試験まで2か月ほどしか時間がなかったため、アウトプットは答案構成のみにとどめ、ひたすら判例などのインプットをしていました。判例集を読み込む際には、その判決はどの事案に対して、どのような条文の文言に対応するものであって、どのような理由付けで、どのような結論に至っているのかを理解するように心がけていました。
 実際、私は学部の定期試験でしか答案を書いたことのなかった商法や民訴に関しては、評価がそれぞれFとDだったので、あまりお勧めできるものではないかもしれません。
 しかし、逆に言えば、インプットしかしていない人間でも予備試験の論文は合格できるので、アウトプットの対策を十分にすることができれば上位を目指すことができると思われます。
 一方、司法試験の対策としては、アウトプット中心に行っていました。具体的には、2つの受験予備校の答練をとることに加え、各大手受験予備校の模試を受けていました。
 もちろん、インプットを一切しないわけではないのですが、基本的には答練等で間違えた部分や理解を誤っていた部分の確認程度にとどめるようにしていました。

 

5. 司法試験合格まで2浪した経験を踏まえて

 経歴を見ていただければお分かりになるかと思いますが、私は大学在学中に予備試験に合格したものの、司法試験は2浪しています。
 その原因として最も大きかったのは、予備試験の時の勉強の延長としてインプット中心の勉強に終始してしまったことにあると思います。
 先述した通り、予備試験はインプットのみでも合格できますが、司法試験は問題の分量などがかなり多いため、インプット一辺倒の勉強では99%合格できないと思います。私の場合、そのことに気づくまで2年を費やしてしまったのです。馬鹿ですねぇ(笑)
 こんな私みたいにならないためにも、予備試験あるいは司法試験を目指す方々は、予備試験対策に適した勉強法と司法試験に適した勉強法は似ている部分もあるものの基本的には違うと思った方がいいかもしれません。

 

6. その他

 予備試験、司法試験にかかわらず、問題文を読んでそれに答える形式の問題に関しては、聞かれたことに答えるという姿勢が大事です。例えば、憲法の問題で「明確性の原則については論じる必要がない」と指示されているのに明確性の原則について論じる、あるいは「契約書の署名の真正」が問題になっているにもかかわらず、印章についての論点である二段の推定を論じるなど、聞かれてもいないことを答案に書いたとしても点数には結びつかず、結局は試験時間を無駄に消費することになります。
 しっかりと問題文を読んで、どの条文の問題なのか、何が問題になっていて、何を解決すれば結論に結びつくのかをしっかり考える癖を、日ごろの勉強から培っていってほしいと思います。
 これらの情報が皆様の参考になれば幸いです。

 

 

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