國田 修平 | 明治大学法曹会
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司法試験合格体験記 私の司法試験の学習法

國田 修平

 
 

1. 経歴、法曹志望の動機

(1)経歴

 私は平成27年3月に明治大学法学部を卒業して、同年4月に慶應義塾大学大学院法務研究科(既修者コース)へ入学しました。そして、平成29年3月に同大学院を卒業し、同年の司法試験に合格しました。

(2)法曹志望の動機

 私は明治大学の学生であった時、法律相談部に所属していました。その活動がきっかけになり、一般民事系の弁護士を志すようになりました。

 

2. 短答式の勉強方法

 私が短答式の学習で使用したのは、辰已法律研究所の『短答パーフェクト』のみです。私はやみくもに教材数を増やすよりも、1冊を繰り返し解くことで同じ間違いを絶対にしないことが大切だと思い、この1冊に絞りました。
 実際に問題を解いてみると分かりますが、どの科目でも何回も出題されている設問があります。このような問題を本試験で間違えてしまうようでは話になりません。したがって、出題頻度の高い問題を間違えないようにするため、私は問題を解くごとにキーとなる条文や判例を常にチェックして学習をしていました。具体的に述べると、条文と判例が充実して掲載されている『判例六法』に、問題で出題された条文、例えば民法560条が問題を解く上で必要な条文であったのなら、560条に1度目の出題なら『-』、2回目は『「』というように、徐々に四角形を描くようにチェックをつけていきました。そうすると、短答パーフェクトを1周解き終わる頃には、どの条文や判例が頻出されているかを判例六法さえ見れば一目で分かるようになります。
 このような学習法で、私は判例六法を情報一元化ツールとして利用し、本試験前もこれだけを確認すればよい状態になるようにしました。
 

3. 論文式での勉強法

(1)はじめに

 私が受験生であった時にも、「あの演習書がいい」とか、「予備校の答練がいい」とか、さまざまな情報が流れていました。しかし、よくよく考えてみてください。論文式の最高の「問題集」は本試験の過去問以外にないと思うのです。本試験の問題は日本を代表する学者と実務家が何時間もかけて作った問題で、良問ばかりです。所詮、予備校の答練なんかは適当に作られた深みのない問題です。そんな雑な問題を解いて時間を無駄にするくらいなら、過去問の研究に時間を割いた方がいいと思います。

(2)法制研究所の利用

 論文式の問題をマスターするためには、やはり答案を書いた上で、答案を他人に添削してもらうことが大切だと思います。そういう意味で、法制研究所の答案添削は大いに役立ちました。私の最初の学習は基本書を読むことに終始していたので、いざ問題に取り組んだときに一体何を書いたらいいのか分かりませんでした。しかし、答案添削を活用することで、法的三段論法など論文の書き方や、読み手に理解してもらうためにどう表現すればいいのか、といった基礎を習得することができました。答案を書いて分からなかった知識は基本書などを確認して、アウトプットとインプットを並行して進めました。

(3)自主ゼミ

 ロースクールでは自主ゼミを組み本試験の過去問を解き、互いの答案を添削しあいました。本試験は、1科目120分という制限時間内に答案を記載できなければ全く意味がありません。過去問を解くということで、実際に自分が時間内にどれだけのことを書けるのかを把握し、論述にメリハリを持たせることが大切です。したがって、自主ゼミでは、ゼミのメンバーで朝早くに集まり時間をきっちり計って問題を解くことをしていました。また、ゼミの議論では採点実感や出題の趣旨を分析することをとおして、合格に必要な条件は何かを議論していました。
本試験の過去問は10年分以上あり、そうするとかなりの論点数が出題されていることになります。過去問を解くのはインプットが済んでからと考えるのではなく、先述したとおり、過去問を解いてアウトプットをしながら、分からなかった部分は基本書に立ち返る等すれば着実に実力をついていくと思います。

 

4. 最後に

 短答式・論文式の学習をする上で共通して有益なことは、『判例百選』を読むことです。同書の解説には判例や学説の変遷などが記載されており、判例を内在的にも外在的にも理解する上で、とても役に立つと思います。また、そもそも判例百選掲載の判例の学習は本試験を解く上でもはや必須になっており、毎日読むことが大切だと思います。
 勉強法は人それぞれだと思います。自分にあった学習法を確立して本試験の合格を目指してください。

 

以上

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