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2014年明治大学法務研究科法務専攻修了 荒籾航輔
1 簡単な経歴

氏名 荒籾 航輔 27歳
栃木県出身
・2011年3月 金沢大学法学部法政学科 卒業
・2014年3月 明治大学法務研究科法務専攻 修了
・2014年度 司法試験 論文不合格
・2015年度 司法試験 合格(選択租税法・1415位)

2 法曹志望の動機

大学入学前までは、漠然と法律の勉強がしたいと思い、法学部に入学しました。その頃は明確に法曹になりたいとは思っていませんでしたが、転機になったのは指導担当教授(刑事訴訟法担当)との出会いでした。その教授は元検察官の弁護士で、好意から弁護士・検事・裁判官と話をする機会を得ました。そのなかで、法と正義を守る法曹の仕事に興味を持ち、司法試験を受験する決意をしました。
その後、明治大学の法科大学院に進学し、多くの実務家の先生や、同じ志を持った学生と話をしていく中で、弁護士として仕事をしたいと思うようになりました。

3 短答式の勉強方法

在学中・1回目受験時は、基本的に過去問をベースに学習していました。市販されている過去問集について一度フラットな状態で解き、わからなかった問題、間違えた問題にチェックをつけていきます。2度目、3度目に解く場合は、そのチェックをつけた問題を重点的に解きなおしていきました。当時は短答式が選択科目以外全科目あったので、一周解くのにかなりの時間と労力を要したと記憶しています。それでも短答通過には十分な点数が得られました。
2回目受験時は、憲法・民法・刑法の3科目に減ったので、時間的な余裕はありました。基本的には勉強方法は変えませんでしたが、3科目に減った分、細かい知識も問われると予想しました。その\ため、過去問を解くだけでなく、過去問を解いた分野について、基本書・条文を読み直し、知識に穴があった点について、自分のまとめノートに書き足していくという勉強を繰り返しました。
私は2度とも短答で足切りをされることはありませんでしたが、短答で有利になる点数までは得ることはできませんでした。最終合格のためには短答でよい位置につけるに越したことはないので、もっと良い方法があったのではないかと考えています。

4 論文の勉強方法

在学中・1回目受験時は、大学院の講義の準備に追われる中で、予備校の答練を利用していました。そこで答案の書き方についてはある程度の形はできたのではないかと思っていました。しかし、答練の問題は総じてわかりやすい問題が多く、問題を緻密に検討する力までは養うことができませんでした。それが1回目受験の敗因だと考えています。
2回目受験時は、前回の反省を踏まえ、過去問の検討に時間を費やしました。というのは、受験生が準備できる問題の中で過去問が最も難しく、精密に作られているためです。幸いにも、法務研究所において過去問検討の講座がありましたので、それをフルに活用しました。そのなかで、1回目受験時にはなかった、合格者に自分の答案を見てもらい講評してもらうという機会を得ました。自己の答案を客観的に見てもらうことで、答案の問題点が浮き彫りになり、その反省を次回の検討で重点的に意識するということを繰り返しました。その結果、試験直前の模試でA判定を得るくらいの答案を書ける力がついたと思っています。

5 その他勉強方法

知識の確認について、私は、1つの科目ごとに1冊のまとめノートに情報を集約していました。試験直前になると、知識の確認に多くの時間を割くことはできません。そこで、知識の確認はこの1冊で十分というまとめノートを用意したうえで、それを何回も読み直すという方法をとっていました。この方法であれば、試験直前に陥りがちな、いろいろな本に目がいって情報が錯綜し混乱するといった状況を回避することができます。まとめノートの作成については、ゼロから自分で作るのは時間的にも労力的にも厳しいでしょうから、大学の講義レジュメや、余白が多い参考書など、ある程度情報がまとまっている本にどんどん書き込むという方法を取るといいと思います。ちなみに私は予備校のテキストをノート代わりに利用していました。

6 受験生へのメッセージ

司法試験の勉強は、長く苦しいというだけでなく、一人で勉強すると多くの場合効果的な勉強ができず方向性があやふやになりがちです。私も1回目受験時は多くの時間を独りの勉強に費やし、効果的な勉強ができなかったと実感しました。その点、合格者は合格に至るためのさまざまな勉強法と独自のスキルを有しています。効果的な勉強法は人それぞれで多種多様な方法がありますが、合格者の情報は自分に最適な勉強法を見つける近道となるはずです。受験生の皆さんには多くの合格者とコミュニケーションを取り、その中から自分に必要な情報を得て、合格を勝ち取ってほしいと思います。
最後に、明治大学の合格率が低いと叫ばれて何年もたちますが、私は明治の学生の実力が低いとは決して思いません。私は外部から明治の大学院に来た立場ですが、入学直後から「明治の学生はこんなに優秀なのか」と驚いたほどです。みなさんの実力が100%発揮できれば、司法試験なんて簡単なはずです。自分の力を信じて最後まで頑張ってください。
以 上