合格体験記 私の予備試験及び司法試験合格法
R. K.
1.経歴
2010年 明治法科大学院既習入学
2012年 同法科大学院卒業
2018年 予備試験最終合格
2019年 司法試験最終合格
2.法曹志望の動機
法曹を志望したのは、親が法律関係資格業をしており、その関係で自分も法律を使った仕事をしたいとおもうようになったためです。
3.択一及び論文の勉強法
予備試験及び司法試験の択一の勉強は年度別過去問でできない選択肢のみをあらいだして、そのできないものだけを繰り返すという方法でやっていました。
予備試験の論文対策の勉強は、経歴でおわかりなように失権した理由は論文がふるわなかったためだったので、基本書中心の勉強をやめ、基本書はあくまで辞書代わりにして、旧司法試験の過去問の構成(問題所在、論点、軽いあてはめ)、答案例の確認、できなかった理由をメモしていきました。加えて市販の論証集で穴がないように論証を記憶していきました。
予備試験合格後に司法試験に合格するために行った論文の対策は、新司法試験の過去問及び重要な旧司法試験の過去問については、見た瞬間に解答筋、使うべき事実、評価の仕方まで思いつく位反復して徹底的に詳しめの答案構成(問題所在、論点名、規範、あてはめで使う事実摘示と評価を書く)して過去問を潰しました。
4.その他合格に役に立つと考えている方法がある場合はその方法
予備試験は、択一論文口述と長丁場の試験なので、体力維持が必要だと思います。また司法試験と異なり、論文は法系別で同じ時間で解かなければいけないので時間管理が司法試験以上に大切であると思いました。それを意識して普段から答案練習が効果的であると思います。口述試験対策は口述過去問全部覚えて答えれるようにすることと予備校等で行われている口述模試を受けて口頭で事例を言われて、答えるということになれることが有用だったと思います。
自分の答案を自己添削する場合は、問題の所在を端的に示せているか、規範は正確に書けているか、事実と評価をそれぞれあげられているか、現場思考問題では趣旨→規範ないし解釈→あてはめの流れで書けているかということを添削ポイントとして厳しく行うと効果的でした。